介護は人が人に対して行うもの・・・・。
今まではそれが当たり前の世の中でした。
一昔前は家族が介護を行うのが日常で、デイサービスやレンタル利用、施設で介護、は特別なこととして認識されていましたよね。
最近では、介護士の人手不足などの問題もあり、いかに少人数できちんとした介護を行うか、が大きな問題となっていました。
このブログと定期的に読んで頂いている方は、ご存じの方も多いと思いますが、昨今、日本の介護業界の動向の一つで 『ロボット化』というのがあります。
この背景は人材不足、介護の重度化を解決するためには従来の人の力だけでは困難になっていることにあります。
言葉だけでは「ロボット化」なんて、何だかおっかない感じもありますが、改革を行わないと、
介護を必要としている方の人数の多さに比べ、介護できる側の人数が伴っていない現状を好転することが難しいのです。
ロボットと言っても、実に様々な仕様があります。今回、豊明苑がお試しという形で取り入れたのが・・・・
こちらのベットになりますって別に販売ではありませんので心配しないでください。
数ヶ月前にモニター募集していた某メーカー製のベッドが届き、組み立てが完了しました。
数日間導入にあたっての伝達研修を全員に行い安全第一を確認しあいました。
そして現在実際にご利用者、ご家族の同意を得て使わせてもらっています。
このベッドはベッドが二つに分かれ一つがそのままリクライニング車椅子になるんです。
最大の特徴は介助者がもちあげずにベッド⇄車椅子(ベッド)の移乗ができるのです。
例えば以下のような場面でその効果が期待されます。
『女性介助者が下肢に力が入らない長身の重い男性を移乗するとき』
ただし使い慣れてるまでは操作に戸惑うこともあります。最初は手順書を確認しながらですので余分に時間もかかります。ですが少しづつご利用者と職員もメリットを感じ始めています。
これからも職員の奮闘はまだまだ続きます。
またご報告させて頂きますね~。