年に1回、恒例の秋祭りは、降ったりやんだり程度の雨で無理すれば開催できたかもしれませんが、万一開催中に雨に降られると、車イスがほとんどの高齢者のかたなので、建物の中に全員避難するには時間がかかり、冷えて体調を崩されることを心配して中止としました。
始まって以来(30年?)、まだ一度も中止となったことがないとのことで、雨で中止の際にどうしたらよいかは、ほとんど考えられていませんでした。
中止を決定し、一応考えていた概案をもとに、代替案を至急で詰め、手分けして、やぐら等の片づけ、中止の連絡、代替案で来ていただくボランティアの方への連絡など、進めました。
豊明苑では、和踊会の下村先生をはじめたくさんの方に来ていただき、2階、3階に分かれて盆踊りを踊ってもらいました。ゆたか苑のほうは、豊明太鼓の人に太鼓の演奏を行ってもらいました。
入所者は雨や寒さの心配もなく、いつもの落ち着いた環境の中で身近で踊りや演奏をしてもらって踊りに参加したりとそれなりに楽しんでもらえたようです。踊りが終わるとあちこちで入所者の方から和踊会の方と握手されていました。
これまで一度もなかった雨の中止の際のやり方のモデルのもとにはできたので、それなりに成果もありました。
この経験も踏まえ、今後も利用者に喜んでもらえ、元気に過ごしてもらえるよう追求していきたいと思います。