ケアサービス委員会にて排尿疑似体験を行ないました。
使用するおむつはテープ付Mサイズ+アテントです。
主に夜間など長時間に使用するセットです。
まず、おむつに水500ccを流します(尿のつもりです)
横からはみ出さないようにまんべんなく流します。
メンバー全員行なっています。
そしてアテントを裏返しにして、テープ付内にセットします。
裏にするのは、実際におむつを当てた際に衣類に水が染みない為です。
実際に当てた姿です。
さすがプロ!キレイに当てています。
前から見るとこんな感じです。
利用者様は実際にはズボンの下に当てています。
グループワークの結果
(感想)
・臀部が冷たい。
・気持ちが悪く、座りたくない、立っていたい。
・気になり触りたくなってしまう、外してしまいたくなる。
・尿意のある方には不快でそれによって認知症周辺行動が悪化するのではないか?
・特に歩行時、重くて下がってきてしまう。
・おむつの当て方で座位が変わる(仙骨座りになってしまう)
・実際の吸収量より重く感じる(アテント総吸収量は1250cc)
・漏れていないか気になり他のことに集中できなくなる。
・使用後、外してみたがおむつ表面は意外とサラサラしていた。
・おむつの位置が気になってしまう。
(評価)
・メンバー4人で実施という少人数でしたが様々な意見、感想を聞く事ができました。実際に利用者様はもっと多くの尿量で長時間、さらに直接肌に使用しています。不快感や動きづらさは私達の想像以上だと感じます。
業務の現状を考えると細目に交換は困難ですが、今回の体験を経て少しでも不快感を感じないような当て方、交換時間、おむつの種類を考えていくことが必要だと思いました。
*おむつを当てていた時間は30~40分程でした。
*500ccで行なった理由は1~2回の排尿量がおおよそ500ccのためです。