消防署で行われた研修に行ってきました。

豊明市消防本部で行われた“自力避難困難者入所施設等の防火安全対策研修会”に行ってきました。豊明市の各施設から職員が集結。ゆたか苑からは4名の職員が参加しました。

まずは防火安全対策の講話を聞きました。

過去の事例を基にしたお話しで、トラッキング現象や一酸化炭素中毒の恐ろしさを再確認しました。

講話の次は、実技研修です。

○消火器の取り扱い体験

消火器の取り扱い手順の覚え方は “ピ・ノ・キ・オ” だそうです。

=安全ンを抜く。

ズルを対象方向に向ける。

=???

=レバーをす。

では、“” とは何でしょうか??

正解は “離をとる” のだそうです。私は “きちんと消火器を構える” のかと思いました…。

実際に炎に向かって噴射しました。離れた場所からでしたが、意外と熱いことに驚き!!

 

○施設利用者の搬送法

傷病者を搬送する方法を5種類教えて頂きました。

その中のひとつがこちら。

傷病者を毛布でクレープのように包み、首元の毛布をクルクルと巻いて引っ張る方法です。この方法を使えば、小柄な職員も70㎏近い傷病者を運ぶことができました。

○発煙機を使用した煙体験

白い煙が充満している視界の悪い部屋の中に入って行き、手で壁の位置を確認しながら出口まで進んでいくという体験をしました。

↓この中に入っていきます。

部屋の中は1メートル先も見えない世界。手の感覚だけを頼りに進んでいくのはかなりの恐怖でした。

安全な避難誘導の仕方や、より実践的な避難訓練の仕方を考え直すよい機会となった3時間でした。今回学んだことを苑に持ち帰り、皆で共有したいと思います。

消防署の皆様、有難うございました。