毎年恒例となっている豊明社協主催の福祉実践教室に参加してきました
福祉実践教室とは市内の小学校に直接お邪魔して福祉についていろいろ知っていただく授業の事です
最初に生徒さん達が集めたプルトップの贈呈式が行われました。
全校生徒さんが頑張って集めてくれたプルトップの重さは19㎏になり、その大きさに大変驚きました
その後、全体講義として当苑の入所者の小嶋啓生さんが生徒さん達の前で講義を行いました
講義の内容は小嶋様の生い立ちから今に至る内容でした。
幼い頃は今よりも寝たきりの状態が激しく、養護学校への通学は伯母さんが背負い毎日電車で通ったとの事でした。その時に周りの人々から嫌味を言われたりして大変悔しい思いをしたそうです。学校卒業後も自宅から授産所に通う等大変な日々であったと生徒さん達に分かり易い言葉で色々語りかけました
また講義の終盤には発語が不明瞭で思うように意思の疎通が図れない小嶋さんにとってのコミュニケーションツールとしてパソコンを使って生徒さん達の前で簡単な会話を行いました
全体講義が終わるといよいよ学年別の「車椅子体験」の時間がやって来ました
車椅子体験を行う学年は4年生の生徒さん達でした。
生徒さん達の半数は車椅子に触った事も無い方達でしたが、いざ体験が始まると元気いっぱいに車椅子に乗り込み、みんな順番を守りながら楽しく笑顔いっぱいで体験されました
生徒さん達はまだまだ乗り足りないといった感じでしたが、10時頃から始まった福祉実践教室は2時間半程で終了しました
短い時間でしたがそんな中から少しでも福祉について興味を持って、そこから更に知識と理解を深めてくれる生徒さんがいると嬉しいなぁと思います