ゆたか苑は花の王国あいちサポート企業に認定されています。
花の王国あいち県民運動実行委員会は毎月「今月のあいちの花」を選定しています。
令和6年8月の花は「グロリオサ」です。
愛知県の主要産地は「田原市」「豊橋市」「碧南市」です。
グロリオサは、熱帯アジア及びアフリカ原産のイヌサフラン科(旧分類ではユリ科)グロリオサ属の植物で、別名はユリグルマ、キツネユリなどと言われます。日本には明治時代に渡来し、昭和の中頃から市場に出回るようになりました。
草や根には有毒アルカロイドのコルヒチンを含みます。とくにコルヒチンは球根に多く含まれます。見た目はヤマノイモに似ていますがグロリオサの球根はすりおろしても粘らないので区別できます。また、ヤマイモは表面がゴツゴツして全体からヒゲ根が生えていますがグロリオサの球根は、表面が滑らかで、ヒゲ根はありません。家庭菜園などで同じ場所にヤマノイモが植えられていると間違って掘りとられて誤食する可能性があるため、食べられる植物を植えている場所には一緒に植えないようにしましょう。 また、掘りとったものを野菜とは区別し,有毒であることを記し, 子供や認知障害のある人の手の届くところや台所には置かないように管理しましょう。
グロリオサは葉の先が細長い巻きひげとなるのも特徴的です。炎のようなエキゾチックで華やかな花は、生け花や様々なアレンジメントに利用されています。
参考文献
グロリオサ – Wikipedia
自然毒のリスクプロファイル:高等植物:グロリオサ (mhlw.go.jp)
東京都健康安全研究センター » ヤマイモとグロリオサの根 (tokyo.lg.jp)