デイサービス 福田会合同防災訓練

 

 

「BCP(事業継続計画)」

高齢者施設には似合わない横文字を聞いたときは???でした。

ですが、昨今の自然災害の多さや南海トラフ地震の臨時情報が1週間もテレビの画面に出ているのを見ると、

 

「もし、今、地震が起こったら、どうする?」

 

 

を具体的に考える必要に迫られているのは確かです。

しかも、この計画の策定は義務となりました。もう、やるしかありません。

 

今期、法人全体の防災訓練が計画され、その一部としてデイサービスの利用者様にも参加してもらうかたちで訓練が始まりました。

 

9月18日 訓練当日。

13:30 訓練開始。緊急地震速報発表。館内放送で「身を守る体制を取ってください」と

呼びかけがありました。

 

 

言うは易く行うは難しです。

80歳を超える方に、腰をかがめて低い姿勢をとってもらうのは、

至難の業です。膝が痛い方などは立ち上がれなくなりそうです。

 

 

できる範囲でと言われると、座布団で頭を守る姿勢をとるぐらいがせいいっぱいかもしれません。

若いころにしっかりと訓練に取り組まれていたのか、床に膝をついて机の下に入ろうとしておられます。

上から落ちてくるものがないか、確認です。

 

 

もし、帰宅できないとなったらどうするのか、ご家族への連絡、一人暮らしの方への対応など、

状況次第で対応を変えなければならないBCPは考えるべき課題が山積みです。

法人組織として準備するだけでなく、個人としてもいざという時どう動けばいいか想像力を働かせて、

少しずつでも考えておく習慣をつけることが一番の訓練かと思います。