11月レク担当の職員さんから
自宅の畑でサツマイモがたくさん収穫できたので
調理レクで使えませんか?
という話をいただきましたので、ありがたく頂戴することにしました。
とはいえ、デイルームにある調理器具は
ワンルームマンション並みの電熱式コンロと
家庭用電子レンジしかありません。
20人分の材料を調理するとなると
日々美味しい昼食を作ってくださっているプロフェッショナル集団、
管理栄養士さんと厨房の方々の力を借りることは必然でした。
毎度、ご協力ありがとうございます。感謝しております!
調理レクはレクリエーションでありながらも
機能訓練を考慮したものであるべきと思っています。
利用者様に何をしてもらうか?というところがポイントです。
何ができる?と考えた結果、利用者様には
「手先を使って芋をつぶす、そして絞り出す」ことを
ミッションとしていただくことにし、事前準備をすすめます。
レク数日前に4㎏ほどのサツマイモが持ち込まれました。
(写真、撮り忘れました・・・)
(※ 写真はイメージです。)
これを利用者様がつぶせる状態にするには、数々の行程が必要でした。
まず、洗う。泥付きの立派なお芋を介護補助の松川さんにきれいに洗っていただきました。
余分な仕事を頼んでごめんなさい。
さらに、皮をむく、切る作業が必要でしたが、
これは若手介護補助の新垣さんに一任しました。
とっても頼もしいペースで仕事をこなしてくれました。ありがとう。
輪切りにされた大量のお芋はバット2つに敷き詰められ、
厨房の業務量スチーマーで蒸していただきました。
(これも写真がない・・・撮っておくべきでした・・・)
(※ 画像はイメージです。)
ここからが利用者様と一緒にやっていく作業です。
蒸しあがったお芋をビニール袋に入れて、一人ずつ渡し、手でつぶしてくださいと伝えます。
主婦だったお母さんたちは何をすればいいのか理解しているので、
黙々と作業に取り組まれています。
しかし、台所に立ったこともないかもしれないお父さんたちはというと・・・
予測できない動きで、職員を慌てさせます。
その他の材料を加えながら、何とか芋の原型がないぐらいまで潰します。
次にカステラ台にお芋クリームをモンブランのように絞り出す、
予定でしたが、これがなかなか難しい。
理想は、そうめん並みの太さで絞り出したかったのですが、
実際はきしめん並みの太さで、実にボリューミーな出来上がりになりました。
トッピングに甘納豆を好きなように乗せてもらって、完成です。
お味は甘さ控えで食べやすく、
また牛乳を加えたのでむせることもなく召しがっていただけたようでした。
ですが、なんといっても分量が想定以上に多すぎて、
食べきれないという方が続出してしまいました。
蒸したお芋もたくさん残ったので、
翌日も芋団子にしておやつに提供させていただきました。
秋の味覚をお腹いっぱい楽しんでいただけたと思います。